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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第51章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (1)
・桜井柚子と梶原宗介 - 道端
大人たちの勝手な都合の結果ではあったが、柚子は退学を免れた。
それ以外にも、特にペナルティと言えそうな処分も降りなかった。
有名進学校の私学であるのだから退学になっても致し方のないところであったが、いわば可美村星矢の命に救われたといっても間違いではない。
当然それを柚子は知らなかったし、これからも知ることはないだろう。
しかし理由の如何に関わらず、この結果を良しとしない者もまた、存在する。
風間美羽は未だ普通に登校を続ける柚子の姿を、切歯扼腕しながら見守る心境であった。
「美羽さん、今日は私、きっちりと学校側に意見してまいりますから、あなたは安心していて良いのよ。」
そう息巻いて臨時の保護者会に臨んだ母であったが、次の日からも柚子は普通に登校を続けていた。
効果は見られていないのだ。
そして今、風間家のステータスをもってしても追いやることができなかった、という事実だけでも憎しみを感じてしまう美羽の眼前に、さらに火に油を注ぐような光景が広がっていた。
美羽の数m先のところで桜井柚子が梶原宗介と道端にしゃがみ込み、親密な体で楽しげに会話しているのである。
大人たちの勝手な都合の結果ではあったが、柚子は退学を免れた。
それ以外にも、特にペナルティと言えそうな処分も降りなかった。
有名進学校の私学であるのだから退学になっても致し方のないところであったが、いわば可美村星矢の命に救われたといっても間違いではない。
当然それを柚子は知らなかったし、これからも知ることはないだろう。
しかし理由の如何に関わらず、この結果を良しとしない者もまた、存在する。
風間美羽は未だ普通に登校を続ける柚子の姿を、切歯扼腕しながら見守る心境であった。
「美羽さん、今日は私、きっちりと学校側に意見してまいりますから、あなたは安心していて良いのよ。」
そう息巻いて臨時の保護者会に臨んだ母であったが、次の日からも柚子は普通に登校を続けていた。
効果は見られていないのだ。
そして今、風間家のステータスをもってしても追いやることができなかった、という事実だけでも憎しみを感じてしまう美羽の眼前に、さらに火に油を注ぐような光景が広がっていた。
美羽の数m先のところで桜井柚子が梶原宗介と道端にしゃがみ込み、親密な体で楽しげに会話しているのである。