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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第51章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (1)
・桜井柚子と平河江以子 - 放送室
そんなことが影響したのは間違いないだろう。
その翌日からの柚子への攻撃は、今までと比べ、より直接的なものへとなっていった。
配布物が回ってこない、授業中に悪口の書き込まれた紙屑が飛んでくる、というようなことが日常茶飯事となり、トイレの個室で上から水が降ってくるようなことも起きた。
昨日などは、どうせ見学だから必要ないでしょ、というような落書きで体操服を汚された。
「桜井ぃ。なんかここんとこ酷くなってきてるよね。もうイジメってレベルだよ。先生に言ったほうがいいんじゃない?」
「とっくに言った。なんもしてくんない。」
「ありゃ、そっかぁ。コトナカレ主義ってやつだね。可美村先生だったらもうちょっとなんかしてくれたかもしれないけどなあ。」
「……どうだろうね。」
二人がそんな会話を交わしているのは昼休みの放送室である。
この学校では食事時間に放送委員が音楽を流す。エイコが当番の週は柚子も放送室へ上がり込み、二人でお弁当を食べるのがここ数か月の習慣である。
この部屋は他の生徒のみならず、教員もめったに訪れることはないから、プライバシーは保たれ、安全に会話できるのだ。
そんなことが影響したのは間違いないだろう。
その翌日からの柚子への攻撃は、今までと比べ、より直接的なものへとなっていった。
配布物が回ってこない、授業中に悪口の書き込まれた紙屑が飛んでくる、というようなことが日常茶飯事となり、トイレの個室で上から水が降ってくるようなことも起きた。
昨日などは、どうせ見学だから必要ないでしょ、というような落書きで体操服を汚された。
「桜井ぃ。なんかここんとこ酷くなってきてるよね。もうイジメってレベルだよ。先生に言ったほうがいいんじゃない?」
「とっくに言った。なんもしてくんない。」
「ありゃ、そっかぁ。コトナカレ主義ってやつだね。可美村先生だったらもうちょっとなんかしてくれたかもしれないけどなあ。」
「……どうだろうね。」
二人がそんな会話を交わしているのは昼休みの放送室である。
この学校では食事時間に放送委員が音楽を流す。エイコが当番の週は柚子も放送室へ上がり込み、二人でお弁当を食べるのがここ数か月の習慣である。
この部屋は他の生徒のみならず、教員もめったに訪れることはないから、プライバシーは保たれ、安全に会話できるのだ。