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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第54章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (4)
それは柚子がエイコに託した小型スタンガンである。
リクはスイッチを入れ、バリっ、と電撃の走る様を皆に見せつけた。
「そ、そんな…殺そうとなんて!してないっ!」
「なにっ!?」
榊が、思わず口を滑らせた柚子のほうに向きなおった。
二人はまだつながったままである。
「桜井、お前…知ってて俺たちに約束させたのか?」
「……」
怒りの矛先が、リクから自分に向いたと感じて、それ以上柚子は何も言えなくなってしまった。
「…そういうことかよ…俺を…騙したんだな…」
しかしその表情は意外にも、怒りというよりも悲しみに近い表情に見えた。
「殺すなんて…それにそんな力ないんだよ…」
「そういう問題じゃねえよ。」
ボソリとつぶやくように榊は言い捨てた。
しかしそれでも柚子の中の彼の分身は力を失うことはなかった。
「もう、止められねえ。」
「えっ…そっ、そんなっ……あっ!ぁやっ、あっ、ぁはっ…」
榊は再び腰を動かし始めた。
そしてリクも。
「ま、なんにしたって、ここでならもう問題ねえよな!?」
そう言ってエイコの前に立った。