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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第56章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (6)
 リクに気づかれないうちに視線を戻し、柚子は髪をかき上げた。

 「…あの子がそんなことホントに言うの?想像できないけどな…」
 「それがさ、言うんだよw言ったろ?教育が行き届いたって。」
 
 「へえ……あれ?喜一君、どっか行くの?」
 「ああ、ちょっと先生に呼び出し受けててさ…去年の成績悪すぎて、このままじゃ高等部に上がれないぞって脅されてる。」

 「ああ、キーチ、今週末はまた倉庫使う話になってんだ。鍵の準備よろしくな!」
 
 了解、とだけ最後に言ってキーチは放送室を出て行った。

 「ところでさ、桜井、コーヘイとは上手くいってんの?毎回あいつも来てるぞ?いいのかよ。」
 「うん。私、こんな体だしね。彼女って言っても、なかなかそれっぽいことできないから。」

 「ふーん。桜井があんまり優しくしてやらねえからだな。あの激しさはw」


 実際のところ、彼女になるという約束はしたものの、実質それらしいことを柚子は榊に許してはいなかった。
 何かと理由をつけては誘いを断り、それでもしつこく誘ってくると、お腹が痛いといえばそれ以上は迫ってこなかった。

 不良を気取っている割に、押しの弱さのある榊であったから、はっきり言えば柚子に完全に舐められていたのである。 
 
 
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