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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第57章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (7)
・桜井家
「ただいまぁ……っしょっと」
とっぷりと日が暮れた時分になって、柚子は帰宅した。
玄関に並んだ靴を見ると、父と姉が帰宅していることが見て取れた。
母の靴はなかったから、まだパートから帰ってきていないのだろう。
リビングのほうから人の気配が伝わってくる。
二人ともどうやらリビングにいるようだ。
「たっだいま、っと。」
「あ、柚子、お帰り。」
「おっ、おかえり。」
父はソファに。華はその膝の上に腰掛け、二人でテレビを見ていた。
柚子が物心ついたころから脈々と続く、普段の二人の光景である。
しかし、薄っすらと上気したように赤味のさしている姉の顔と、部屋に漂う体液の香りを、柚子が見逃すはずもなかった。
きっと、そのミニスカートの下には何も穿いてないんだろうなと、簡単に想像がつく。
「ふう。なるほどねぇ。」
「なっ、なにがなるほどだ。」
「うん、まあ。ちょっと相談したいことがあったんだけど、いいや。また今度にする。」
本当は、かつて可美村星矢と父が対決した時のように、二人に背中を押してほしかった。
先ほど宗介に勇気づけられ、それを決心した柚子であったが。
まだもう一押し、勇気が欲しかったのだ。
だが二人の幸せな夫婦の時間を楽しむ二人に、そんな話を今するのも野暮に思えた。
愛する男の精子を十分に溜め込んだままであるから、そんな二人に妬みを感じることもない。
「ただいまぁ……っしょっと」
とっぷりと日が暮れた時分になって、柚子は帰宅した。
玄関に並んだ靴を見ると、父と姉が帰宅していることが見て取れた。
母の靴はなかったから、まだパートから帰ってきていないのだろう。
リビングのほうから人の気配が伝わってくる。
二人ともどうやらリビングにいるようだ。
「たっだいま、っと。」
「あ、柚子、お帰り。」
「おっ、おかえり。」
父はソファに。華はその膝の上に腰掛け、二人でテレビを見ていた。
柚子が物心ついたころから脈々と続く、普段の二人の光景である。
しかし、薄っすらと上気したように赤味のさしている姉の顔と、部屋に漂う体液の香りを、柚子が見逃すはずもなかった。
きっと、そのミニスカートの下には何も穿いてないんだろうなと、簡単に想像がつく。
「ふう。なるほどねぇ。」
「なっ、なにがなるほどだ。」
「うん、まあ。ちょっと相談したいことがあったんだけど、いいや。また今度にする。」
本当は、かつて可美村星矢と父が対決した時のように、二人に背中を押してほしかった。
先ほど宗介に勇気づけられ、それを決心した柚子であったが。
まだもう一押し、勇気が欲しかったのだ。
だが二人の幸せな夫婦の時間を楽しむ二人に、そんな話を今するのも野暮に思えた。
愛する男の精子を十分に溜め込んだままであるから、そんな二人に妬みを感じることもない。