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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第57章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (7)
美羽がここまで従順になってしまったのは、なにも放送室での事件があった日に写真を撮られてしまったからだけではない。
確かに最初はそれが理由の全てであった。
だから、何をしても何をされてもそれは脅迫の領域の下であり、美羽は精神的に屈してはいなかったはずだ。
「あっ、あんた…たちっ、こん…なっことっ、いっ、いつまでも…あっ…つっ、続かなぃっわよっ!!」
放送室の床で組み敷かれ、激しくペニスを突き込まれていても、そうした反発を続けた。だが、ヒロキの放った何気ない一言が美羽の立場を変えてしまう。
「そういうけどさぁ、お嬢。俺たちに見捨てられたら、お嬢、もう学校に居場所なんかないんじゃねえのか。」
それを聞いて美羽はハッとした。
自分の美貌が男たちを惹きつけると気付いた時、男たちが見境なく自分をチヤホヤしてくれることが当たり前だと思い込んだ時から、美羽の周囲には本当の人間関係が失われていた。
自分の周りにいたのは友人ではなかった。
いたのは、本能によって群がってくるただのオスだけだったのだ。
黙っていても男たちが周りを取り囲む環境の中、美羽は友人を作る努力をすることがなかった。どころか、周囲の人間たちをあからさまに見下した態度を取ってきた。
だから。