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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第57章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (7)
君を笑いに来た、などという台詞を想像したのか。
どこか敵意を含んだような目で美羽は問う。
表情を失い髪はぐしゃぐしゃに乱れ、顔には精液と涙の痕が残る。首には青い首輪を嵌められていた。
かつての仇敵のそんな姿を目の当たりにし、しばらく唖然とした表情で見つめ続けていた柚子だったが。
やがてその両目からボロボロと涙がこぼれた。
「なんで…なんであんたが…泣くの…」
柚子はそれに答えず、無言で美羽の首に手を伸ばすと、首輪を外し投げ捨てた。
そしてそれからぎゅっと、強く美羽を抱きしめたのであった。
最初は無表情に立ち尽くしていただけの美羽だったが、柚子の体温がゆっくりと美羽に伝わり、それが数十秒にわたると美羽の心も弛緩してくる。
涙顔の柚子に強く強く抱きしめられ続けて、やがて柚子に導かれるように、ワッと美羽も泣き崩れた。