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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第58章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (終)
一様にきつい表情となり、口々にまくし立ててきた4人に、エイコは色を失い殊勝な顔になった。
「えっ、えっ、えっ……な、なんか悪いこと言っちゃった?ごめんなさい……でもなんで華ちゃんまで。」
「だって、あたしの次は美羽じゃなくてお姉ちゃんだよ。」
まだ華のお腹は目立ってなかったから、言われなければ気づかなかったろう。
しかし柚子はさらりと大事なことを暴露してしまう。
「はぁっ!?」
「はぁっ!?」
美羽とエイコは声をそろえて叫んだ。
「こら、柚子。なんで言っちゃうのよ…」
そう言いながらも、まんざらではない表情で華は顔を赤らめた。
「えっえぇ…華ちゃんもなのぉ!?ちょっ、相手は……だれ?結婚すんの?」
エイコはズイと華に詰め寄り、華は照れ笑いとともにうつむく。
「へへ。一番大好きな人だよ。…けどいろいろあってその人とは結婚できないんだ。」
言えない事情があると察して、エイコは相手についてそれ以上追及してこなかった。
「そ、そっか……華ちゃんもシンママになるんだねえ…」
エイコは一度は深く反省したものの、この場にいると自分だけが取り残されたような、一抹の寂しさを覚えた。
そして、やっぱりお薬を飲むのはやめよう、と、無謀な決心をしてしまうのだった。
その結果は2か月ほど後になって明らかになるが、それがここで語られることはない…