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第14章 つながる3人の絆

　「いっちゃう？おねえちゃんイッちゃう？」
　「ばっ…いっ、いくわけなっ、あっんっ、あんっやあ、やっあっ、いい、いいっ」
　「いっちゃえ～」

　「あぁーーっ！あっ！……あっいくっ！いくっ！いっ…くぅっ！」

　プシャッ…ピシャッ…ピシャッ

　私は嫌な予感がした。まさかの車内で、だ。　
　
　「きゃっ！なんかでたっ！」
　「あっ…ばっ、ばかっ、柚子のばかっ…潮吹いちゃったじゃん…」
　
　その嫌な予感は当たってしまった。

　「あはは！おねえちゃんごめ～ん」

　「こらっ、ごめーんじゃないっ！ちゃんと拭いとけ！もうすぐ高速終わるぞっ。早くなんか着ろっ！」

　私は怒鳴り散らしてみたが、返ってきたのは

　「はああああい。」

　という二人の緩んだユニゾンだった。

　それから、二人はその場で水着を着ると、軽くパーカーを羽織り、高速を降りるころには何事もなかったかのように後の席に座っていた。