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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第14章 つながる3人の絆
到着したのは10時を過ぎたころだったか。
季節外れになりつつある辻堂の海岸は、思った通り人気はあまりなかった。
夏という季節の未練から離れられない大学生たち。
季節を問わず、1年中そこに通い続けるサーファー連中。
犬を散歩させる老人。
目に入るのはその程度だ。
そんな閑散とした海岸に、私たちはテントを張って遅い夏を堪能し始めたのだった。
華と私はテントに潜って寝そべっていたが、柚子は
せっかく海に来たのだからしっかり焼くぞと言って、テントの外にシートを敷いて寝そべった。
その紺色のスクール水着が寝そべる姿は、はっきり言って海岸の光景としては異常とも言える絵であったが、人がほとんどいないこの海岸ではそれを見咎める人もいないだろう。
寝そべり始めて5分もたたないうちに、柚子は波打ち際へ走っていく。
一人で波遊びをしていても楽しいようだ。しばらくはそんな柚子を二人で黙って眺めていたが、やがて華が口を開いた。
「ここ来るの、久しぶりだね。」
と華は言う。
季節外れになりつつある辻堂の海岸は、思った通り人気はあまりなかった。
夏という季節の未練から離れられない大学生たち。
季節を問わず、1年中そこに通い続けるサーファー連中。
犬を散歩させる老人。
目に入るのはその程度だ。
そんな閑散とした海岸に、私たちはテントを張って遅い夏を堪能し始めたのだった。
華と私はテントに潜って寝そべっていたが、柚子は
せっかく海に来たのだからしっかり焼くぞと言って、テントの外にシートを敷いて寝そべった。
その紺色のスクール水着が寝そべる姿は、はっきり言って海岸の光景としては異常とも言える絵であったが、人がほとんどいないこの海岸ではそれを見咎める人もいないだろう。
寝そべり始めて5分もたたないうちに、柚子は波打ち際へ走っていく。
一人で波遊びをしていても楽しいようだ。しばらくはそんな柚子を二人で黙って眺めていたが、やがて華が口を開いた。
「ここ来るの、久しぶりだね。」
と華は言う。