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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第18章 母であっても…
 一旦は崩れ落ちた貫禄のある男でしたが、よろよろと立ちあがっていよいよ本気だという目つきを見せます。

 「…へへへ…やるねえ兄さん。でもな、ヤクザってのはどうあっても喧嘩で負けるってわけにはいかねえんだ。」

 そういって懐に手を入れると…そこからは刃渡りが20cmくらいはありそうな、ギラリと光る刃物がでてきたのです。ドス、というやつなのでしょうか。

 「あっ、ひ、卑怯な…」
 「そうでもねえだろう。ヤクザの喧嘩ってこんなもんだ。もう覚悟しな。あの世で後悔すんだな。」

 その様子を見て、若い方の男も起き上がってきました。

 そしてそこからは、もう見るも無残に、可美村クンは叩きのめされていったのです。
 さっきまでの私の妄想とは正反対でした。

 刃物を突きつけられて動きが封じられた彼を、それはもうボッコボッコに、ヤクザの男たちは容赦なく痛めつけていったのです。

 そうして好き放題にやられていく可美村クンを前に、私は声も出せずにしゃがみ込むことしか出来ませんでした。

 男たちは、いったいどれくらいの間、可美村クンをいたぶり続けたでしょうか。

 もはや倒れて抵抗も出来なくなっている彼を、男たちはひたすら蹴り続けていましたが、やがてそれにも疲れたのか、彼らは捨て台詞一つ吐かずに、ドアに大きな凹みをつけた車に乗り込んで逃げるように走り去ったのでした。
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