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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第18章 母であっても…
 「すみません、ありがとうございました。」
 「あら、ドアの前まで送りますって。」

 「なんか悪いな…」
 「私のためにこんなことになってしまったんだから、そのくらいさせてね。」

 そう言いつつも私の本音は、もう少しこの人とおしゃべりしていたい、この熱さを感じていたいというものです。
 しかし彼の部屋は1階で、そんなことで稼げる時間はほんのわずかでしかありませんでした。

 「…じゃあ…ここで。…明日、学校ちゃんと行けそう?」
 「ええ、打撲程度です。一晩寝れば大丈夫です。」
 「そう。よかった。じゃあまた…」
 「はい。おやすみなさい…」

 「…」
 「…」

 その時、可美村クンのほうにも少し別れがたさが出てきていたのでしょう。私たちは視線を合わせたまま黙り込んでしまいます。

 そして、彼はもう少しだけ勇気を振り絞ってこう言ったのでした。

 「…あの…お茶くらい、ごちそうします。よければ…ですけど。」

 「え…」
 「…あ、いや、すみません。やっぱダメですよね。こんな夜中に。」

 「い、いいえぇっ。あ、じゃあ、一杯だけお呼ばれしようかなっ。」





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