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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第21章 レッツゴー覚悟
 「なんでそう逃げようとするの。」
 「そんなこと、ないが…もう結構遅い時間だし。」
 「金曜の晩でしょ?もうちょっとかまえよう。」
 
 だが、ここ10日ほどは距離を取っていたのはむしろ娘のほうだった。

 それはもちろん、妹との約束があったためではあるのだが、父はそんなことは知らされていない。

 柚子とセックスをしてしまったその日からの事だから、まさか妹と自分のことを感じ取ったのではと戦々恐々としつつ、娘の変化に不安を抱いてしまう。
 だから自らもあえて距離を詰めることなく振る舞いつつ、娘たちの様子を伺っていたのだった。
 しかしそんなところへ急に娘がベタベタとまとわりついてくるものだから、嬉しくもある反面、娘の感情のブレの向こう側が気になって仕方がないのである。


 「柚子は?」
 
 父は少し声を潜めて娘に問う。

 「も、とっくに寝たよ?」

 娘も父の耳元に唇を寄せて、そう囁いた。そのやりとりは二人にとって共通の意味を持つ。
 そのまま視線を合わせ見詰め合ったあと、二人軽く唇を重ねた。
 
 「ラーメン食べたね。」

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