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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第26章 変わってしまった日常で、果実は売られる
 結局私たちは行きつけのファミレスの喫煙席で向かい合っていた。

 「なんで喫煙席…まさかお前、タバコ…」
 「ちがうちがう。喫煙席だとほとんどお客さんいないじゃん?ゆっくりお話しできるよ。」

 そうして、店員を呼んで注文を済ませると、その姿が見えなくなるのを見計らって華は会話の口火を切る。


 「ねっ!昨日のSMの部屋って凄かったね。」
 「なんだ、結構気に入ってたのか。」

 最初は、あんな部屋可愛くない、と即却下だった部屋だったが、昨日は華自身が自らその部屋のボタンを押したのだった。怖い、可愛くないと言いながら、その部屋の発する怪しい空気への興味に勝てなかったのだろう。

 「むふふふ。意外に面白かったし、気持ちよかったよ。」
 「どれが一番良かったんだ?」

 「そうだねえ、あのギロチンみたいなやつが一番ドキドキしたな。」

 娘が言っているのは、首と両手首をまとめて板で挟むようにして固定し、両足と腰は板の反対側で台に固定されるような遊具だった。後ろから見るとお尻を突き出した格好ながら、首から向こうが見えないという異様なビジュアルである。


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