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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第26章 変わってしまった日常で、果実は売られる
 軽くは整えてみても、リボンを忘れ少しはだけたブラウス、といった着衣の乱れはあからさまであったし、汗ばんだ髪にほんのり上気したような赤味が差した頬、といった顔つきには独特の猥雑さが滲みでている。

 そして極め付け、彼女の右手には丸めた下着が握りこまれていたのだ。
 訝しむような表情で娘のことを見ている女の子に、娘は少し疲れた顔のままニコリと微笑む。
 女の子は、一瞬汚いものでも見るような視線を娘に浴びせたあと、さっと目を逸らしてその場を離れた。

 何があったのか想像したかな?この子も濡れちゃってるかもねえ、などと思いながら、娘は楽しげに父の後を追って席に戻った。

 料理の皿は片づけられていて、冷めたコーヒーが二つ、テーブルに並んでいる。
 そして娘は何事もなかったかの如く振る舞いながら、むむーっ、と大きく背伸びをした。
 
 「ふう。…ね、お父さん。あれ、あたし、肉便器、ってやつだったの??」

 二人はコーヒーをすすりながら、会話へと戻った。しかしその内容は相変わらずである。華はニコニコしながらも卑猥な言葉に躊躇がない。
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