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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第28章 桜井柚子。オンステージ。
 わずかな望みは、この異常な状況を清隆が察知し、そして柚子を救いに駆けつけてくれる可能性である。待たせたままで時間が過ぎれば、彼も柚子を探しまわるだろうことは容易に想像できるからだ。

 千鶴だけは柚子の心の動きを察知し、ニコニコと意味深な笑みを絶やさずにいたが、興奮に包まれた男たちにはそんな柚子の心中を推し量れるわけもなかった。

 「おや。なんだか柚子ちゃんの足が震えてきたぞ。」
 「本当ですね。西園寺さんがイヤラシイ触り方するからですよ。」

 西園寺と呼ばれたガリガリスパイダーマンは

 「この感触はねえ…いいですよお?はちきれんばかりの若さと言いますかね。イヤラシイと言われても、ここはじっくりと楽しませてもらうところですな。」

 と、柚子の触り心地を評価した。声の感じからすると、父よりも随分と年上な印象である。

 「普通だったらもっと大騒ぎしそうなところですがなあ。柚子ちゃんは前評判通り感じやすい体なのかな?」

 柚子にしてみれば、これ以上、いやだ、やめてと言ったところで、男たちが喜ぶだけであることはわかりきっていた。それは散々、父に教育されたことである。
 だから柚子はあえて騒ぐのを止め、口をしっかりと閉じてその凌辱に耐えていたのだ。

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