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第28章 桜井柚子。オンステージ。

　スパイダーマンは柚子の乳房を楽しみながら、同時にもう片方の手はその尻を撫でさすっていた。

　「西園寺さん。５分経ちましたわよ。じゃあ次は…解剖授業…だったかしらね。誰？」
　「えっ…かっ、解剖…」

　千鶴の言葉でスパイダーマンは周囲の男たちにあっという間に引きはがされ、そして、あっ、オレオレ、という返事で出てきたのはウルトラマンの面をつけた男であった。
　男たちが柚子の拘束を解放すると、力の抜けた柚子はそのまま膝をついてその場に座り込む。しかしその目には未だ強い意志が宿っており、口を真一文字に閉ざして半分泣いたような表情のまま、上目使いにウルトラマンを睨み付けた。

　「ええと。それでは、成長期の女子の体を、これからじっくり皆様に解説していきましょう。…って、うまくできるかな…」
　「ハヤタさん、これも柚子ちゃんの妄想の定番の一つだそうですから、頑張って期待に応えてあげてくださいね（笑）」

　千鶴にそう軽くクギを刺されると、ふむっ、と大きく息を吐いたウルトラマンは柚子の後ろに回り込む。
　そしておもむろに浴衣の衿に両手をかけると、彼はそれをいきなり左右に引き開けた。

　成長途上の柚子の両乳房が、プルンと揺れながら露出し、それは男たちの面前に晒される。

　「いゃぁぁっ」

　という柚子の叫びに、おおおおっ、という男たちの感嘆の声が重なった。