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第29章 人形とさして変わらないわたし

　「一応炭酸も酸だからな。消毒効果あんだろ。」
　「だったらビールのほうがもっといいんじゃないのか。」
　「あほ。アルコールの粘膜吸収なんかさせたら、下手したら死ぬぜ。」

　コーラ？コーラって…あのコーラ？そんなもので中を洗うの！？やだっ、ちょっとやめてよっ

　死ぬ、というキーワードを耳にして、軽く柚子の中に動揺が走った。しかし柚子の心の中の抗議はもちろん男たちには届かない。

　「さっさと済ませよう。もう我慢できねえ…」

　膣に深々と刺さったバイブがズルリと抜き取られた。そして。

　ブシュウッ…

　「ぃひぃいいいっ…」

　十分に圧力を高められたコーラの口が膣口に押し当てられると、その中身は一気に柚子の膣内に注入され、広がった。
　ヒリヒリとした痛みが内側がら広がり、それを柚子は訴える。

　「いぃひぃぐぅっ！いぃひぃぐうぅぅうぅっ！」
　「…何言ってるかわかんね…」

　コーラの口が離れると、柚子の股間から泡立ったコーラが噴き出した。

　それにはおそらく先ほどの男の精子も含まれていたことだろう。もとより閉鎖された子宮にはたどり着くことの出来ない宿命の精子だったが、ここでとどめを刺されたわけだ。

　そうして柚子の中が洗浄されると、待ちきれないと言わんばかりに男が覆いかぶさってきて、柚子を押し倒す。

　「おっ、サクヤ、いよいよ童貞喪失か！ｗ」