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透明犯罪捜査官 美荻野凛々香の非日常
第2章 ―多賀瑠偉人の非日常―
「うっ……ううっ……は、春名……」

「いいんだよ、気持ち良くなって……。春名はお兄ちゃんの恋人じゃなくていいから……それでも、こうして気持ち良くしてあげることができるんだから」

「く……ああ、うああっ……」

 このまま射精まで導かれていいものか。肉欲と、良心の間で板挟みとなった瑠偉人の分身が、妹の手の中で悲鳴を上げる。

「可愛い……お兄ちゃん」

 その言葉に、凛々香の顔が思い浮かんだ。彼女もそう言ってくれた。瑠偉人は可愛いと。

(あ……ああっ……凛々香……ご、ごめん……俺……俺っ……)

 弱い自分を呪う。優しい、可愛い。自分に惹かれる女たちは皆そう言う。だが、それはただの優柔不断なのだと自分でわかっていた。流されてしまう。いつでも。今も……

「春名っ! ああっ……春名!」

 ついに瑠偉人は春名による手淫に屈し、陥落の声を上げた。

「ダメよ! 春名はお兄ちゃんのモノだけど、お兄ちゃんはもう春名のモノじゃないんだから! 春名の名前は呼んじゃダメ!」

「な……?」
「言って……あの人の名前を。あの人の名前でイクのよ」
「なんだって……そんなことできるわけが……」

「だって、お兄ちゃんが悪いんじゃない! 全部お兄ちゃんのせいじゃない! 春名が……春名が今日、せっかくお兄ちゃんのために選んだチョコレート、持って来たのに! それなのにそんな話なんて!」
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