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透明犯罪捜査官 美荻野凛々香の非日常
第3章 ―都議・酒倉の非常識―
 指の腹で探る肛門のヒダ。そのひとつひとつが、普段にはない外からの刺激に歓喜する。

(ダメ……やめ……なきゃ……)

 頭ではそう思っても止められない。指先は次第に大胆に、より強い刺激を求める尻穴に応えて探索の深度を深めてゆく。

 ぷちゅっ……るっ、るるっ……にゅるっ……

 ソープのぬめりに助けられ、肉穴への没入は容易だった。

「ハアンッ……クッ……ンッ……」

 瑠偉人に挿入されていたときはわからなかったが、自分の指でなら、どの程度まで入っているのかハッキリと知ることができた。今、指先の第一関節までがズッポリと直腸に収められてしまっていた。みっちりとした肉を割り裂くこの感触。

(ああっ……瑠偉人の指もこんな風に私のお尻の中、感じていたのかしら? ん、ハアアッ……瑠偉人の指……)

 これは自分の指ではない、瑠偉人の指。そう想像すると、いっそう興奮が増す。

(瑠偉人……瑠偉人……アアンッ……私、貴方のこと、こんなに想っているのに……ンアッ……どこにいるの……)

 切なさが込み上げる。自分一人では立ったままの姿勢でそれ以上アナルを深くは責められず、物足りなさから、もう一方の手が乳房を這い、柔肉に絡む。シャワーに濡れた乳首は、こね上げると簡単に硬くなり、泡立つボディーソープの中でツルツルと凛々香の指を滑らせる。

「あ、ああっ……クゥン……ンッ」

 尻穴から離れたもう一方の手が、滴を垂らして刷毛先を反す陰毛の下へと潜る。割れ目を下から撫で上げるようにして、肉唇の奥からクリトリスをほじり出す。

「はっ……あはうっ……んんっ……瑠偉人……瑠偉人ぉ……っ! アアンッ」

 ちゅく……ちゃぷ、じゅくっ……ぐちゅっ……くちゅくちゅっ……

 指の動きは知らぬ間に激しくなってゆき、凛々香の子宮に火が入る。行くところまで行かなければ収まりがつかなくなっていた。
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