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透明犯罪捜査官 美荻野凛々香の非日常
第5章 ―美荻野凛々香の非日常―
(ちょっ……ダメ……瑠偉人……じっとして……アッ……ンアッ!)

 再び燃え盛る官能が戻ってきた。瑠偉人の剛棒が、おかまいなしに凛々香を下から突き上げる。

(は、あっ……ダメッ……そんなについたら……ンッ……ンンッ……声、出ちゃうっ!)

 凛々香は咄嗟に手で自分の口を覆い、声が出ないように塞いだ。

「ンッ……ンンッ……クッ……」

 それでもどうしても漏れ出る喘ぎ声。運転手はまだ、不思議そうな顔で車外の様子を窺っている。

(あ……何……これ? ああっ……お腹の下の方から……上がって来る……あ、ああ……バレてしまいそうなのに……見つかっちゃいそうなのに……これ……ハアゥッ! か、感じて……ああっ……あああ……私……ハアアッ……イ……イキそうになってるの?)

 ビグッ……ビグビグッ……太腿が痙攣し、立っていることも覚束ない。腰を巻いて支える瑠偉人の腕がなければ倒れてしまいそうだ。

「イクのかい、凛々香? 凛々香のイクとこ、あの運転手に見せてやれよ」

(やあっ……そんなこと言わないで!)

 だが、瑠偉人の言う通りになりそうだ。どろどろに肉溶接した股間部は、膣内で起きている激しい摩擦によって爛れきってしまっている。

(人の前……知らない人の前で……ハアッ……あああ……ああ、アアンッ! イッちゃう……イッ……イカされちゃう……ああ、私……私って……こんな事で感じる変態だったの? 嘘……嘘よ……ああっ、でも……もう、もう!)

 来る!

 凛々香は必死に歯を食いしばって、両手で力いっぱい口を塞いだ。

 どぐっ……どぷうっ……びゅるるる、るるるるるるるるっ! ぶぴゅううううっ!

 子宮口付近で噴き上がる瑠偉人のマグマのような射精液。

「~~~~~~~~~~~ッ!」

 出口をふさがれ行場を失くした声にならない声が、凛々香の体内を駆け巡り激しい痙攣を引き起こす。

(あああっ……ハアアアアアッ! あっ……ああっ……アアアアアーッ!)

 光……眩しい……それはコンビニの店内の灯りなのか? それとも絶頂による脳内麻薬の見せる光景なのか。全身からスウッと力が抜け、凛々香は意識が根こそぎ持っていかれるほどの快感の中に堕ちていった。
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