この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
透明犯罪捜査官 美荻野凛々香の非日常
第1章 ―美荻野凛々香の日常―
「ちょっと、誤魔化す気? でも、私に見とれていたっていう言い訳は気に入ったわ……許してあげる。そーよ! エヘヘッ……瑠偉人が来る日だから腕によりをかけて準備したんだから!」

「美味い! 凛々香の料理はいつだって最高だよ……今日のも格別だ。このブリ大根、味が凄く滲みてる!」

「そお? ありがと、瑠偉人」

 職場では多賀君、美荻野先輩だが、二人の時は下の名で呼び合う。

 公職者という立場をわきまえて同棲はせず、こうしてお互いの家を行き来する交際だったが、もちろん、大人の男と女としての付き合いはちゃんとある。今日は週末。瑠璃人が泊まっていく日だった。

 食事後。シャワーを浴びた凛々香は、ほどいた長い黒髪にドライヤーをかけ終え、バスタオルを巻いただけの姿で居間に戻ると、先に出て待っていたソファの瑠偉人の隣に腰を下ろした。

「ねえ、TV消して……」

 言いながら、自分は照明のリモコンスイッチを薄明りに切り替える。
 瑠偉人の横顔。真面目な顔もハンサムだけど、困った時に見せる表情もすごく可愛い。でも一番好きなのはじっと見つめてくれるとき。

「こっち、見て……」

 凛々香は瑠偉人の頬に手を伸ばし、甘えた声を出す。週末、二人だけの時間。凛々香の一番好きな時間。

「凛々香……」

 凛々香のしなやかな指先が、瑠偉人のバスローブの胸元から忍び込み、乳首をくすぐる。その愛撫に応え、瑠偉人も凛々香の肩に腕を回し、首筋を優しく撫で始める。まだ少し湿った洗い髪を潜り、男の指がうなじを伝って耳の裏へと触れると、ゾクゾクするような快感が背筋に走った。

「ア、ン……」
/68ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ