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給湯室
第1章
「君は、ここへ来て何年だっけ?」
「さ、3年です……部長……」
うつむく。
「そうか、3年か……君がうちの部署では一番若かったよね?……ちょうどいい頃だね……」
肩を揉んだ。
「なにがちょうどいい……」
「いや、なんでもない。今、誰をリストラするか思案中なんだ……やっぱり有能な部下は残しておきたいからね……」
「そ、そうですね……」
「上からは、若い者から切れ、と言われてるけど、私は逆に君のその若さに期待しているんだ……若さは武器だよ……」
肩を揉む手に力を込めた。
今度は両手を掛けると彼女の背中に体を押し付けた。
体を硬直させたのがわかった。
「その若さを活かさないと……ねえ? 君……」
私は手を彼女の前に回し、ゆっくりと彼女のベストのボタンをはずし始めた。
「部長! なにをするんですか!」
腕の中から逃げようとしたが、力を込め、彼女をくるんだ。
肩にあごを乗せた。
強いコロンの匂いが鼻腔に入る。
私は一度鼻からその匂いを大きく吸い込むと、耳元に低い声で囁いた。
「和久井君……君には期待してるんだよ……私の見込んだ通りの人材なら……今後……」
「いや! やめてください!」
「さ、3年です……部長……」
うつむく。
「そうか、3年か……君がうちの部署では一番若かったよね?……ちょうどいい頃だね……」
肩を揉んだ。
「なにがちょうどいい……」
「いや、なんでもない。今、誰をリストラするか思案中なんだ……やっぱり有能な部下は残しておきたいからね……」
「そ、そうですね……」
「上からは、若い者から切れ、と言われてるけど、私は逆に君のその若さに期待しているんだ……若さは武器だよ……」
肩を揉む手に力を込めた。
今度は両手を掛けると彼女の背中に体を押し付けた。
体を硬直させたのがわかった。
「その若さを活かさないと……ねえ? 君……」
私は手を彼女の前に回し、ゆっくりと彼女のベストのボタンをはずし始めた。
「部長! なにをするんですか!」
腕の中から逃げようとしたが、力を込め、彼女をくるんだ。
肩にあごを乗せた。
強いコロンの匂いが鼻腔に入る。
私は一度鼻からその匂いを大きく吸い込むと、耳元に低い声で囁いた。
「和久井君……君には期待してるんだよ……私の見込んだ通りの人材なら……今後……」
「いや! やめてください!」