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給湯室
第1章  
微かに体を振って抵抗する。
「でないと、残念だが、若くして結婚して、これから妊娠休暇、育児休暇を取ると予想される人間を真っ先に……」
「そ、そんな……ひどい……」
「私もそんなひどいことは人事部にはさせたくない……妊娠、育児休暇を取るのは女性としては当然の権利だからね……そんな間違った考えを正すには、この部長である私の助言が必要なんだ……」
彼女を押さえていた力を少し緩めた。
「和久井君、君には期待してるんだ……なにも難しいことはない……私のために働いてくれればいいんだ……」
ベストのボタンをまたはずしにかかった。
「いやっ……やめて……」
そう言ったが、今度は抵抗しなかった。
「そう、そう、君は、もの解りがいい……それでいいんだ……」
ベストの前を広げた。
ベストの下から手を入れ、胸を手で覆い、揉んだ。
「いやっ、やめてください、部長……」
「おお……大きいね、君のは……」
柔らかく、それでいて弾力がある。
揉みながら、胸自体を円を描くように回す。
彼女は顔を背ける。
「人事部に助言するには、君がどんな人材か知る必要がある……なにか隠し事をしていないか、調べておかないと……」
ブラウスの胸のボタンに手を掛けた。
「部長……お願いです……こんなこと……」
身をよじるが逃げようとはしなかった。
スカートの上まではずし、スカートの中に潜り込んでいる生地を両手で引き抜く。
「いやっ!」
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