この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
琥珀色に染まるとき
第8章 慈しめば涙してⅡ
第八章 慈しめば涙してⅡ
身につけていた最後の布を奪う際、西嶋は何度もキスをくれた。レースのショーツを剥ぎ取ると、熟しきった蕾をその長い指で可愛がり、とろとろに溶かした。
スラックスと靴下を脱ぎ捨て、ボクサーパンツ一枚になった彼の姿を見たとき、その引き締まった男らしい腰まわりに涼子は釘づけになった。そして、視線に気づいて妖しく微笑む男の色気に、ひどく欲情した。
「あっ、西嶋さっ……」
「ん?」
ふっと目を細めた彼が、身体を撫でながら脚の間をゆっくりと下がっていく。涼子は捕らえられた獲物になったような気分でその様子を見守った。
大きな手に開かれた脚の間を視姦されれば、すでに淫らな蜜で濡れそぼっている秘密の泉は、熱い視線の愛撫によってさらに潤っていく。
「あぁっ……」
早く弄ってほしいと願う鳴き声が漏れた。
彼は肝心のそこには触れてくれず、太ももを柔らかいタッチで撫でまわし、唇を這わせている。その淡い刺激に焦れったくなり、中心への快感を求めて自然と腰をくねらせてしまう。
「や、あぁ……」
「ん?」
濡れた舌で内ももを舐めながら、彼は目線だけこちらに向ける。その艶やかな流し目に煽られれば、続きを催促せずにいられない。
「はや、く……」
にやりと形を変えたその唇が、湿ったリップ音を立てながらゆっくりと脚の付け根までキスを降らせていった。
左右の脚の付け根に沿って何度も舐め上げられる。そのきわどい攻めに、さらに内への侵入を期待して腰が浮く。すると指で花弁を開かされ、その少し内側を舌先でなぞられた。
「あっ、お願い……もっと……」
「どこ? 言ってごらん」
優しい言葉で攻められる。