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琥珀色に染まるとき
第14章 MY FOOLISH HEART

「や、西嶋さっ……」
「ん?」
眉間にしわを寄せながら口角を上げる、その表情がたまらなくセクシーだ。
「……もっと」
気づけば、ごく自然にその言葉を口にしていた。
西嶋がほんの一瞬だけ動きを止める。いいよ、と優しく囁いてキスをくれると、おもむろに上体を起こし、腰を落とした。
「あっ、んっ……」
角度をつけて、上壁の弱い部分にそれが当たるように突き上げられる。指の刺激ですっかり開花させられたその場所を、硬く反り立ったものでこすり上げられている。そうしながら大きな手で両胸を揉みまわされ、涼子は思わず首を横にひねった。
見られたくない。きっとひどい顔をしているはずだ。
「……あっ、や、だめっ」
強い刺激に思わず大きな声をあげたとき、不意に腰を引き寄せられた。彼の太ももに支えられて腰の位置が高くなり、背が反るような体勢になる。挿入感が変わり、さらにするどくそこを攻められる。
「あぁっ、西嶋さ……」
「景仁」
「……っ」
「名前、呼んでくれ」
上体を前にかがめて腰を打ちつけながら、彼はかすれた声で囁いた。その色っぽく歪んだ顔から目が離せない。
「涼子」
低く切ない声で呼ばれ、ぞくりとした。
「かげ、ひとさっ……景仁さ、ああっ!」
呼び終わるが早いか、ぐんっ、と突き上げられ身体が跳ねた。
「かげ……っ、ああっ」
今度は最後まで呼ばせてくれなかった。
結合部から溢れ出した蜜が、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を奏でている。それは脳内に響き渡り、恥じらう意識を快感の波に誘う。

