この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
琥珀色に染まるとき
第14章 MY FOOLISH HEART

「あっ!」
そこを潰しながら、分身で蜜壺の奥も攻めてくる。しばらくそうされると、びくびくと身体が震え始め、もうなにも考えられなくなった。
「いや、あぁ、景仁さっ」
どこかに飛ばされてしまいそうな感覚に恐れを感じ、無意識に手を伸ばす。それを掴んだ彼は、脱力した身体を脚の上に引き戻してくれた。
「好きっ……好きよ……」
泣きたくなるような気持ちで広い肩にしがみつけば、彼はきつく抱きしめてくれた。涼子、涼子、と吐息のような声をこぼしながら。
彼に名前を呼ばれるだけで、まるで愛の言葉を囁かれたように胸が熱くなる。彼にとって相手の名を口にすることは、なによりも深い愛情を伴う行為なのかもしれない。
熱い繋がりはそのままに、背を支えられながらゆっくりと後ろに倒され、涼子はベッドに沈んだ。開いた脚を持ち上げられ、突然の羞恥に小さく声をあげると、薄く笑んだ彼が腰をまわすようにして奥を揺さぶってきた。
「あぁ……そ、こ……だめっ」
「そう、ここ、ね」
勝手に漏れた声を合図に一気に攻めたてられる。彼もよく知る弱いところを狙って、押しつけるようにこすられ、蜜壁がそれに応えるようにうねった。的確すぎる刺激に、あっという間に次の波に導びかれる。
「あっ! やっ、あっ、あぁっ」
中が小刻みに震え、そのときが近いことを知らせている。最も大きな渦に飲みこまれる――そう感じた瞬間、蜜壁がねじれるような収縮が訪れた。
「あっ、あ、ん、ああっ……!」
頭の中に火花が散り、炎となって燃え上がる。

