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琥珀色に染まるとき
第7章 慈しめば涙して

少々意地悪かもしれないと思いつつ彼女の言葉を待っていると、それは、静かな部屋にぽつりと落とされた。
「やめ、ないで。……お願い」
「……ああ、やめないよ」
答える自分の声は思いのほか小さく、かすれていた。
涼子の震える唇に口づけながら、なめらかな背中に腕を回して抱き上げ、ベッドの中央にそっと寝かせる。長い暗髪が白いシーツの上に広がった。
そのまま覆いかぶさるようにして抱きしめ、何度もキスを重ねた。舌を絡めて湿った吐息が混ざり合うと、景仁の肩を掴む涼子の手に力が入る。互いの脚とシーツのこすれる音が生々しく響く。
濡れた唇を離し、その下へと音を立てて口づけていく。もう一度左胸にたどりつくと、先端には触れずにそのまま下り、傷痕を優しく舐めた。
んっ、と涼子が悩ましい声を出す。
そこから先端ぎりぎりまで舐め上げるが、頂には刺激を与えない。それを何度か繰り返したあと、舌先で頂の周りを円を描くようになぞる。
ふと頭を包まれる感触に顔を上げると、涼子の柔らかい手のひらに髪をなでられていた。切なげに揺れるその瞳と視線を絡め、口角を上げせみせる。
わざと見えるように舌を出して頂をひと舐めすると、はっ、と涼子が短く息を吸った。硬さを取り戻した突起を咥え、舌先で転がしながら、右胸のそれも指でもてあそぶ。
それから右胸も同じように舌で愛撫してやると、景仁の身体の下でおとなしく閉じられていた涼子の脚が、太ももをこすり合せるようにもぞもぞと動き始めた。そろそろか、と景仁は思った。
美しい縦ラインを描く腹のくぼみにキスを落としながら、しっとりと火照った曲線を撫で下ろしていく。唇が素肌に吸いつくたびに、その身体はびくんと跳ねた。

