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戦国ラブドール
第2章 狂宴
「それは大丈夫でしょ。秀吉様はあれで案外女慣れしてますし。どちらかといえば、三人を相手するあなたの方が過酷ですよ?」
二度目は、慰めの優しい接吻だった。先程は息もつけないくらい激しかったが、今度は大海の心を探るように舌が絡む。
「――ん」
大海の奥から、波紋が広がる。それは絶望のはずなのに、やけに穏やかな波だった。
「市松さん、虎之助さん。あなた方が私を嫌いなのは承知ですが、秀吉様のご命令です。今日は仲良く、この哀れな娘を慰めてあげましょ。初めての男になるんですから、責任重大ですよ」
虎之助は顔をしかめ舌打ちするが、渋々頷く。市松も溜め息をこぼしながら、肩をすくめた。
「なんでお前が仕切ってんだよ。んな事は初めから承知だ」
「ま、秀吉様にゃオレらも逆らえねぇからな。行長も今日は入れてやるよ」
三人の男は決着が着くと、いっせいに大海へ手を伸ばす。市松は後ろから大海の豊かな胸を揉み、先を摘む。行長はもう一度口吸いし、虎之助は大海の割れ目を撫でる。
「ん……んんんっ!」
三箇所から与えられる刺激は、大海の体を女に変えていく。それと同時に、頭を占める小夜の姿が遠くなっていった。