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戦国ラブドール
第2章 狂宴
割れ目の奥から湧き出る、生温かい蜜。虎之助はそれを掬い、大海の淫核へと擦り付ける。
「ふぁっ……あっ」
滑らかな感覚はさらに鳥肌を立たせ、大海は身体を跳ねさせる。快楽を耽り始めた大海に、虎之助は口角を上げた。
「感じ始めたな。溢れてくるぞ」
「上も、乳首が固くなってるぜ。柔らけぇし手に収まらないほど大きいし、たまらねぇな」
あまりに直接的な市松の言い草に、大海は本能を否定し首を振る。すると行長が赤髪をくしゃりと撫でた。
「恥ずかしがらなくてもいいんですよ。いやらしい事をすれば、誰でもこうなるんです。ほら、私だってもうこんなですよ」
行長は着物を脱ぐと、大海の鼻先に自身を突きつける。女にはないものを見慣れているはずもなく、大海は肉棒から目を逸らした。
「こら、逃げちゃ駄目ですよ。あなたは今からこれを、たっぷり舐めなきゃいけないんですからね」
「なんで、そんなっ……」
鼻につく、他人の、雄の匂い。明らかに口に含むものではないそれを、舐める理由が大海には分からなかった。だが、逆らえば巡り巡って小夜にも危険が及ぶ。文句は、言葉にならなかった。