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戦国ラブドール
第10章 市松の暴走
 
「すまなかった! 謝る、本気で謝るから!」

「謝るって、あんた自分が何をしたかも分からないのに、何を謝るんだい」

「いや、その……髪の事とか」

「これはあたしが自分でやったんだ、あんたは関係ない」

「自分で!? なんでそんな事」

「なんでって、これがあたしのけじめさ。あんたに話聞いてもらって、ようやく真っ直ぐ前を向けたんだ。それは感謝してる」

 話をした記憶はあるのか、市松はそこには深く追及しなかった。となると、記憶が飛んでいるのはその先。市松は自分が何をしたのか、薄々気付いていたが大海に訊ねた。

「その……俺、やっちまった、のか?」

「ああ、あたしが止めるのも聞かないで、朝方までしつこくね。その上帰ろうとしても腕を掴まれて帰れないし、やっと眠ったかと思えばいびきはうるさいし、こっちはほとんど休めなかったよ」

「う、嘘だろ、俺はいびきなんかかいてねぇ!」

「外に聞こえるくらいの大いびきだったよ! ったく、その上何にも覚えてないなんて、調子がよすぎるだろ」

 大海の言葉を否定したくても、市松は大海を泣き止ませてからの記憶が全くない。
 
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