この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第12章 月の掛け橋
 
 小夜が大海と半兵衛の情事を目撃したのか、それともその後半兵衛と顔を合わせたのか。もし前者だとすれば、あまりに気まずくてとても追及は出来なかった。

「は、半兵衛殿! 茶はいいです、そんなに長い間お邪魔はしませんから! それより、その……ああ、囲碁、得意なんですか?」

 大海も自責の念に耐え切れず、たまたま目についた囲碁の話を振ってみる。半兵衛も昨日の話は避けたいのか、食いつくように乗ってきた。

「ええ、おそらく、この城――いえ、織田家の中でも、三本の指に入る自信がありますよ。そういえば大海も、囲碁を打つとか」

「え? なんで、知ってるんですか?」

「あなたは見た目も中身も目立ちますから、すぐ情報が入ってきますよ。なんでも佐吉を打ち負かしたとか、吉継に弟子入りしたとか」

「いや、なんか尾ひれが色々ついてますけど……」

「真偽はともかく、女性なのに囲碁がお好きとは珍しいですね。小夜殿と対局したりするのですか?」

 小夜は半兵衛の問いにうろたえ、首を横に振る。

「いえ、わたしは全然分からないです……すいません」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ