この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第15章 恐怖、再び
 
「それ、本当なんですか? そんな、あの子は一度やると決めた事を、すぐ放り出す子じゃないはずです」

「だとすれば、私の教え方が悪かったのでしょう。昔からそうです、どうも私は、人に気持ちを伝えるのが苦手なのです。あなたも、きっとすぐ嫌になりますよ」

「そんな事、ありません! あたしは好きですから、途中で投げ出したりしません」

「好き……とは、何がですか?」

 思わぬ半兵衛の問いに、大海は畏縮しうつむく。訊ねたその瞬間、半兵衛の瞳の奥が、冷たく光った気がしたのだ。

「女が、囲碁を好きなのは、いけない事でしょうか……」

 また何か責め苦を受けるのかと、大海は思わず声を震わせてしまう。だが半兵衛は、小さく溜め息を吐くと首を横に振った。

「いえ、何も悪い事はありません。ですが、あなたは自分の罪を全く分かっていませんね。やはり、躾が必要なようです」

「罪……?」

「あなたは私に寄り添うと、随分簡単に言ってのけますね。しかし、本当にそれが出来ますか? 嫌な事、辛い事は、あなたの心を折りますよ」

 半兵衛は、大海の顎を取って語る。だが大海は、目を逸らさずに口を開いた。
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ