この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第16章 眠れぬ夜は
 
「祝言を控えた男とあまり親しくしては体裁が悪いだろうと、俺の事を避けても不自然ではないな」

「まあ、考えうる問題は、それだけじゃないだろうけどね」

 佐吉にはとても言えないが、佐吉が婚約を知られた事で受ける傷も、志麻は計算しているはずだ。思惑通り佐吉は傷付き、大海に八つ当たりしてしまった。三人の仲は、志麻の頼み一つで大いに乱されてしまっている。

「僕は、彼女を子飼いの玩具だなんて思っていないし、そんな扱いをしようとはこれからも思わない。市松や虎之助の心情はどうなのか知らないけど、志麻の行動は許せないな」

「あの女……くそっ」

「思惑通りここで大海から手を引いたら、彼女はまた玩具扱いに逆戻りだ。佐吉、君がすっぱり謝らない限り、大海には引け目が残る。多分、君と鉢合わせになるのを恐れて、僕にも近付かなくなると思う。彼女を生かすか殺すかは、君の態度にかかってるよ」

「……考えさせてくれ。すぐには、顔を合わせられない」

「佐吉!」

「分かってる、今回は全て俺が悪い! 非を認め頭を下げるのも、俺だ!」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ