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戦国ラブドール
第3章 佐吉という男
追いつめられたまま何度も極めさせられ、大海は意識も途切れ途切れに喘ぐ。再びうつ伏せにされて好きに突かれても、抵抗する体力は残っていなかった。
「そろそろ……出すよ。くっ……」
「んっ、あぁっ!!」
吉継が一段と深く突き入れ肌がぶつかる音が響いた瞬間、大海も強張り最後の絶頂を迎える。中々達しなかったせいか、吉継の射精は長い。何度も叩き付けられる熱にびくびく震えながら、大海は白濁を受け入れた。
「ぁ……」
もう指一本も動かせそうにない大海に、吉継はいたわるように唇を落とす。獣とは違う思いやりに、大海は身を任せる。やがてそれは眠気を誘い、意識は心地良さに沈んだ。
再び大海が目を覚ませば、もう辺りは暗かった。吉継は机に肘をつき灯台の灯りを頼りに書物を眺め、柿を摘んでいた。
「あ……」
体は清められ、着物もきちんと着せられている。吉継は大海が起きたのに気付くと、切った柿を一切れ差し出した。
「食べる?」
散々泣いたせいか喉はからからで、熟成した柿を見れば涎が湧いてくる。大海が頷けば、吉継は素直に柿を渡した。