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戦国ラブドール
第4章 子供の時間
だが許されてしまえば、肌に触れる事は敵わなくなる。信頼と享楽、二つが虎之助の天秤を揺らしていた。
「……俺に抱かれたいとは、思わないのか?」
虎之助の手が、雑に羽織っただけの着物を剥いで大海の胸に伸びる。先端は既に勃ち、男を誘う雌しべと変わっていた。
「そんないやらしい事、天地がひっくり返たって思うもんか――あっ!」
口では否定するが、そこを摘めばしおらしい声が上がる。背を反らし胸を突き出すような体勢に、虎之助の本能が囁いた。
「こんな淫らな体は、どうせすぐ持て余して男を誘うに決まってる。俺が収めてやるから、他の男は必要ない」
「さっき謝ったのも、結局孫六への建前かい……あんた専属の奴隷になるくらいなら、自分の意思で犯される覚悟を決める方がましだ!」
はっきりとした拒否に、虎之助の神経は逆撫でされる。切り株に座らせ逃げられないよう押さえると、吉継の付けた跡へ噛み付き歯を立てた。
「痛っ……!」
「そんなに強情なら、自分から俺がなくては駄目だと言わせてやる。自分の意思で俺に犯されたいと願うなら、構わないんだろう?」