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アペリチーフをご馳走に。
第1章 アペリチーフをご馳走に。
怖くて顔も見れない男に、余韻から抜け出せない震える体を預けてしまった。あの時もきっとこんないやらしい顔をしていたのだろう。耳元で舐めるように、吐息混じりに男はそう言って梨子を嘲った。

『違う…でも…』

鏡の中の自分は間違いなく、見知らぬ男に体を弄ばれて悦に浸る“変態”そのもの。未だに勃起したままの乳首とぬるぬるのクリトリスもそれに相応しい有り様だった。なにより、

『…切ない…、こんなんじゃ足りない…。もっと奥…ひくひくしてるとこ…イジメられたら…もっと気持ちいいのかな…』

更なる官能を切望する女の部分が、じわじわと梨子の理性を蝕んでいった。



その日はなかなか寝付けず、梨子はひたすら体が満足するまで乳首とクリトリスを指で苛め続けた。

特に乳首は、もう半年以上毎日毎日責められていたこともありクリトリスと同等かそれ以上に感じる部位にまで変化していた。

『毎日決まった時間中、知らない男の人にコリコリされて…。こんなのされたら、みんなダメになっちゃうよ…私だけじゃなくて、みんな気持ち良くなっちゃうよね…。でももしこれから卒業するまで続けられたら…私絶対、頭バカになっちゃう…』

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