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アペリチーフをご馳走に。
第1章 アペリチーフをご馳走に。
男の力任せにぎゅうぎゅうと揉まれる訳でもない。自分とは異なる質感の手に吸い付くような感触のまま、持ち上げられたり寄せられたり離されたり。

『…毎日毎日、こんなことされて…でも…だんだん…体、おかしくなって…。おっぱいお餅みたいに柔らかくなって…乳首やおまんこが…切なくなって…、だって全然触ってくれないから…。ううん、駄目…嫌なのに…嫌なのに…っ』

意思に反して体が快感を求め始めるようになってくると、痴漢はついに先端で上擦る小さな突起に手を出すようになった。

最初はブラだけをずらし、キャミの上から偏執的にカリカリカリカリと指先で小刻みに刺激を与えてきた。

痛みを帯びていたはずの胸への刺激が、この時ばかりは違っていた。性的に幼い乳首への、一枚布を隔て、絶妙な力加減で行われる甘い暴力。形を確認するようにくるくると粒の根元を撫でられ、将来赤ちゃんに与えるミルクが出るはずの中心の割れ目をくすぐられる。生地の摩擦を利用してピンピンと指の腹で勢いよく弾かれ、もうこれ以上は大きくならないと必死で訴えるかのように震え、膨らむと、それを戒めるかのように指先でちゅうっと摘まみ伸ばされる。

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