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ブルジョアの愛人
第15章 主菜は食前酒のあとに
優々の息を感じた耳が心地よく疼いている。股間が熱を持ち、ショーツは熱気と少量の淫らな汁で湿ってゆく。無性に、洗いたての秘部を触りたくなった。
しかし、優々がいるのに"オナニー"をするわけにもいかず、切なげな吐息を漏らすだけ。だが興奮しているのは優々も同じだった。
「したことあるよ…パンツの上から触っただけだけど」
「そうなんだ…」
もはや目を合わせて話すことはできなくなったいた。濡れた瞳を見られたら、欲情していることがバレてしまいそうなのだ。
「私、エロ本見ながらいつもしてるの…」
"エロ本""いつもしてる"という単語が敏感な部分を激しく刺激し、そうなんだ、としか返すことができない。股間の切ない疼きはもう限界に達しそうだった。
「優々ちゃん、ごめん…そんなつもりじゃなかったんだけど、私、なんか変な気分になっちゃった…」
ちらりと真緒を見ると、瞳を濡らし、頬はピンクに上気し、薄い唇は半開きで、ひどく卑猥な顔をしていた。
「私も…」
だが、優々の顔も同じぐらい淫らだった。
「エッチなこと、する…?」
優々の問いかけに、真緒は一瞬迷ってから小さく頷いた。