この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ブルジョアの愛人
第15章 主菜は食前酒のあとに
「ベッド、行こう?」
真緒はセミダブルのそれを指さす。いつもは真緒が寝ているそれを、自分から猥褻な行為に使おうと言っているのだ。本人は表情ひとつ変えないが、優々は顔を赤らめた。
「私だけ裸だと恥ずかしいな」
ベッドに腰を下ろすなり、真緒が優々のTシャツを勢いよく捲り上げた。思わず変な声を出してしまった。真緒はクスクス笑いながら、優々にバンザイをさせ、Tシャツとノンワイヤーのブラジャーを脱がせる。
「やっぱり、どこで見ても綺麗」
「やだ、ちょっと待って…」
膨らみかけの先端が真緒の口に含まれる。身体が冷えたせいか興奮しているせいか、真緒と同じく優々も乳頭を尖らせていた。可愛がってくださいと言わんばかりに。
ずっと、こうして欲しかった。
真緒を絶頂のないオナニーのときに思い浮かべたことはなかった。だが、こうして愛されることをいつから望んでいたような気がする。積年の願いを叶えられたような幸福感で胸がいっぱいになった。
硬くしこる苺を、柔らかい舌は上下に激しく舐める。暫く右の苺を舐めたら、今度は左、といった要領で。乳首でこんなに感じたのは初めてだった。