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ブルジョアの愛人
第4章 大好きな先生

莉菜は、そんなに自分は嫌われているのかと肩を落としていた。

「放っとけばいいじゃん。莉菜だっていつも嫌な思いさせられてるんでしょ」

真緒は冷たく言い放つ。樹里を快く思っていないからだ。真緒は、いつも莉菜が樹里にクラスで何をされているのか知っている。

だから、嫌い。大好きな莉菜を傷つける樹里が、何よりも憎い。だが――

「でも、もし転んだら大変だよ。捻挫だったりしたら、ちゃんと手当てしないと…」

莉菜は樹里を心配するのだ。いくら自分が嫌なことをされても放っておけない。なぜなら、浩晃の娘だから。

莉菜は優しすぎるんだと真緒は思う。だから樹里のような子につけこまれて、いいように扱われてしまう。守ってあげたいのに、一番莉菜のことを想っているのは私なのに――真緒はつい苛立ってしまう。

「じゃあ練習やめて青木さんについててあげれば?」

苛立ってしまうから、心にもない言葉が口をついて出てしまうことも、ある。莉菜は驚いた表情を見せた後、すぐに悲しげに顔を歪めた。
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