この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴女に溺れて彷徨う
第1章 眠り姫は魔法で目覚める


「いたいたっ、高垣さーん」


 Tシャツにパーカーにジーンズという装いの優香は、先週とは別人だ。メイクも濃い。

 彼女の隣に、先週は見なかった女がいた。


「紹介するね。と言っても、毎日顔合わせてたか。こちら、稲本みなぎさん。で、こちらが高垣莉世さん」

「初めまして……久し振りです」

「うん、久し振り……」


 この瞬間、あたしはみなぎを思い出した。声で思い出すのも珍しいかも知れないけれど、ひなたが飴ならみなぎはぼうろ。素朴でぼそぼそした話し方は、却って耳に残ったものだ。

 同窓会もとい女子会は、思いのほか盛り上がった。

 あたしが目を引かれたのは、みなぎの、日傘もささずに保たれた、白い肌と明るい茶色のボブの髪だ。足し算式に華やかな外見を作る女ばかり見てきたせいか、最低限の化粧も正直いじるのがもったいなくなるほど、さり気なさに好感が持てた。
/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ