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貴女に溺れて彷徨う
第1章 眠り姫は魔法で目覚める
「あ……は……ぁむ……ふっん……」
舌のざらつきに唾液をすり込み、裏側の粘膜を舌先でつつく。
これがみなぎの味なのだと感じ入る。
彼女の口内を犯しながら、紺色の膨らみに片手を這わすと、しっとりとした弾力が吸いついてきた。斜面をなぞって、か弱いスポンジを遊ぶ手つきで揉みしだく。太ももに指を這わす内に、みなぎの息が乱れていった。
「ぃやら、しく……ない、ですかァ……?」
「普通でしょ」
みなぎの顔の方がいやらしい、とささめきながら、あたしは内股に指を滑らせた。ひくんっ、とたわむ彼女の腰からカットソーをたくし上げると、野暮ったいインナーが露出したので、それも捲る。
唇が離れると、みなぎは顎にまで薄ピンクのシミを広げていた。それをしゃぶり取り、おとがいの裏、喉元を啄んでいく。鎖骨を透かした肌の窪みを吸い上げる。
「んんっ、……ン!」
あたしはバッグから腕輪の付属したハーネスを引っ張り出した。
やたら身動きを制限されたがるひなたのために用意していたそれは、二つの輪っかを乳房に嵌めて背中のホックで固定して、うなじにベルトをかけることで乳首が上向きになる仕様だ。ベルトの左右に二本の鎖がついているのは、腕輪に繋ぐためのもの。
あたしはみなぎからカットソーもランジェリーも取り除くと、その拘束具を装着した。