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貴女に溺れて彷徨う
第1章 眠り姫は魔法で目覚める
谷間よりやや下方にキスを落として、あたしは接着テープでローターの振動部を乳首に固定した。こういう用途の接着テープは、肌への負担が最低限だ。
肩近くに上げた両手は無理に動かしてもぎりぎりローターまで届かないみなぎは、両乳首を無慈悲な振動に責められ続けるという格好になった。
「ァンッ……あ"あ"ぁっ……アッアッ──…こっ、これ、この先も……あるっ……あんっ、ですかァッ…………?」
「この先って?あ、先にこの無意味なもの取るね」
「うぅぅ……ああんっ!!……あぁぁ……」
洗濯物を干す時の盗難予防かと勘繰るほどの、愛嬌とは無縁のパンティを下ろすと、みなぎ自身は愛嬌で潤っていた。
ローターに次いでバイブレーターまで持ち出したあたしを、みなぎは無言で非難した。ほとんど言葉になっていないメスの鳴き声が何か喚き立てているのをかいつまめば、この強淫は計画的なものだったのかと指摘していることが分かった。
「人聞き悪いこと、言わないで。どっちかと言えば計画狂った。今夜は可愛い可愛い後輩ちゃんと、楽しむ予定だったのに。……そのいやらしいハーネスくらいしか、使えなくなっちゃったなぁ」
「さっ……最低!道徳に、あん、します……っ!!」
道徳というのは、みなぎに言わせてみれば貞節のことか。