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貴女に溺れて彷徨う
第1章 眠り姫は魔法で目覚める
ヴィィイイイイン…………
ローターに輪をかけて五月蝿い器具を、まずは低速でみなぎの潤みに近づけていく。
「あ"あ"あ"っっ……」
内股、脚の付け根、割れ目、恥丘、クリトリス──…。あたしの腕にまで振動を及ぼすシリコンの頭が触れる場所は、どこもみなぎに顔を歪めるほどの感動を施しているらしい。
やめて、こわい、と、カーテンの隙間から差し込む初夏の光みたいな色の髪を振り乱す彼女の腰が、そこだけ別個の意思を持ってでもいるように動く。
「良いよ。やめてあげる。でも、小鳥さんは飼い主に懐いてなくちゃいけないし……」
ヴィィイイイイン……ヴン……ヴヴン………
「アァンッッ……」
痛がるばかりか甘やかさを増したみなぎの声は、普段のかさつきが全くない。そう言えばせりな曰く、彼女は歌うと別人だったか。
「お腹を空かせたペットみたいに、欲しいって言えばやめてあげる」
「え……ァッ……」
「みなぎのいやらしくて欲張りなここに、指かバイブ、好きな方ぶっ込んであげるから」
「そなっ……アンッ……あ"っ!!」
「ね、可愛くおねだりしてよ。じゃないと強度も上がっていくよ?」
ヴォォォォォォォォ…………
ヴィン……ヴィン……
愛液のまとわりついたバイブレーターをみなぎの顔近くに持っていき、あたしは強度を一つ上げた。
「あぁああああ"あ"あ"ぁぁーーーっっ……」
みなぎに這った肉叢は、機械的な振動にも揺さぶられ、彼女自身の顫動にも揺れていた。