この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴女に溺れて彷徨う
第6章 苦みを消した実利の飴


 Tenue de bonheurのネイルがつややかに並んだ彼女の手を持ち上げて、指にキスする。うっとりと目を細めたひなたの唇を塞ぐと、角度を変えて、彼女からもキスを返してくる。あたしは舌を差し入れて、白珊瑚の並んだ蓋を開ける。無味なのに甘い口内をくすぐると、柔らかな喉がいじらしく鳴る。


「はぁっ、ァッ……はぁっ、んん……」


 くちゅくちゅと唾液を絡ませる。次第に、理性がひなたとあたしを見放す。

 非の打ちどころのない肉体美をもっていながら、それを虐めて欲しがるひなたのアンバランスさに、あたしは感動で鳥肌が立つ。


「んんぅ、莉世さんの、キス、イッ……ちゃうぅ……」

「また脱ぐー。ひなたって露出魔だよね。普通に変態だし」

「だってぇ、ぁん、脱いだ方が、ひぃのおっぱいよく見えますぅ…──アァンっ……」


 たぷん、と盛り出た胸の先端を指で弾いた。

 ひなたの場合、眠る時に楽だから下着をつけないのではなくて、眠るつもりがなくてそうしているのだ。



「はぁっ、はぁ……ぁっ……あ……んっ!んんぅっっ……」


 皺だらけのコットンパールは指の腹でいじくる内に、いっそう硬さを増していく。

 胸を掴んで麓を撫でて、触れるか触れないかの力加減で膨らみをなぞって、あたしはひなたに二度目の深いキスをする。


 …──こうして塞いでいなければ、声、全然我慢出来ないんでしょ。
/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ