この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴女に溺れて彷徨う
第1章 眠り姫は魔法で目覚める

 中学の教科書に目を通したのは正解だった。案の定、受験レベルの算数と理科は、小学校で習うほどぬるくなかった。

 みなぎにあゆみを紹介されて、彼女の部屋に通された。
 可愛い部屋だ。畳がむき出しなのは母親の部屋と同じでも、あゆみはそこに、優雅な曲線の洋風の家具をとり合わせていた。白やパステルが多くを占めて、どの方角にもぬいぐるみがあって、ポプリが香る。あゆみ自身も初対面のあたしによく話し、母親と似つかないのは部屋だけではないようだ。


「お母さんと私、似てないでしょ。ちゃんと血は繋がってるよ」

「髪色や化粧もあるんじゃないかな。よく見ると面影あるし、ちゃんと親子だって分かる」

「そう……お母さん、髪だけは可愛いんだよね。私は私立に行くから、あと六年は我慢かな。でも受験終わったら、お化粧もお洒落もしたい。友達と買い物に出かけたり、雑誌や動画で勉強もしたい」
/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ