この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴女に溺れて彷徨う
第2章 醜いものは塗り隠せばいい

「高垣さんっ?何故……っ」

「そんなに驚くぅ?今日の予定教えてくれたの、みなぎじゃん」

「それは、夜会えないかと訊いてこられたので、予定があって難しいですという意味でして……」

「その予定も終わったでしょ。みなぎみたいに可愛くて頭の良い女が、こんな非常識な人達と一緒に帰るとは思えないし」

「貴女、どなたです?!関係者以外は立ち入り禁止ですよ」

「いきなり割って入ってきて何でございますの、貴女こそ初対面の相手に挨拶もしないで非常識な──…」


 上品な言葉つきはそのままに、女達が般若の形相で目を吊り上げる。

 このままとりあわずにみなぎとあゆみだけ連れて帰りたいところだけれど、こういう女は自尊心が傷つくと、ことごとく八つ当たりに走る。というのを、せりな達との会合で、既婚者達に聞いたことがある。

 鉄面皮の女達に、あたしはこれ見よがしに申し訳なさげな顔を向けた。
/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ