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貴女に溺れて彷徨う
第2章 醜いものは塗り隠せばいい
クリトリスにキスをして、吸い上げて、羽根のように軽い加減でひなたをくすぐる。胡桃を浸したミルクの匂いを上らせたそこは、甘い酸味があたしの舌を刺戟する。ぬちゃぬちゃと絡みついてくる愛液を涸らす勢いで、夢にまで見たひなたの味を飲み下す。貪れば貪るほど、快楽を訴えて腰を振るひなたの潤みは満ちていく。
「あんっ……ダメぇ……あ"あ"っ!こんなの……外でイクなんて……っっ」
「イッて良いよ。ほら、こんなにぐしょぐしょ。お望み通り全裸披露して、イケナイここをいじられて、気持ち良いんでしょ?ひなたのクリ、乳首みたいに膨らんでる……欲張りな風船みたい」
「アアゥッ!!アァァァッッ……」
割れ目の頂にぽつんと聳えた先端は、ふにゃふにゃとしていたさっきまでとは全然違う。舌で掬い上げた愛液を塗りつけて、指でつついて、尿道と菊門の間の窪みに舌先を伸ばす。
「ああんっ…………アァッ……アーーーッッ……!!」
がくがくがくっ…………と、弓なりにくねるひなたの身体はつま先がピンと張り、小刻みに顫動して力尽きた。
挿入もしないで絶頂したのは初めてだったらしい。恥ずかしげに、それでいて酒が残っているのか、ひなたはあたしと身体の相性が良いのかも知れないなどと口走る。
時刻は零時になっていない。それでいて今からでは終電も間に合わず、ひなたも帰るつもりはなくなっていて、あたし達は再び唇を重ねて脚を絡めた。