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貴女に溺れて彷徨う
第2章 醜いものは塗り隠せばいい
次第に芯の抜け出ていった彼女の身体が、鏡台の椅子に崩れ落ちた。
カットソーをたくし上げると、洗濯物を干す間の盗難対策かと思うようだった先日とは一変して、蠱惑的なランジェリーが現れた。
「こんな可愛い下着、持ってたんだ」
「いけませんか……?」
「あたしのために、新調した?」
「…………」
「沈黙は肯定って意味だよ。可愛い。こういうことされるの分かってたんだ?じゃあ遠慮はいらないね」
「しっ、したければすれば良いじゃないですか……っ。これで綺麗にならなかったら、クーリングオフしますから!」
「無理。みなぎの好意は返さない」
「っ……」
「莉世って、呼んで」
みなぎを後ろに向かせて、あたしは白いブラジャーのホックをつまむ。
小さな花のトーションレースが縁取るそれを、すぐ外すのが惜しくなったあたしは、カップに乳房を支えたまま、しばらくその膨らみにちょっかいをかける。
「ァッ……あぁ……」
…………ちゅ。
「ふんっ……」
乳首に布がこすれるからか、みなぎの息が乱れを増す。うなじにキスして、背中を啄み、尾てい骨に唇を移していくと、臀部に至ったところで片手を脚と脚の間に滑り込ませた。